以前の職場での繋がりで公演のご案内をいただき、山本能楽堂まで足を運びました。
盛りだくさんのプログラムで、あっという間の2時間でした!
能『翁』揉ノ段の舞で厳かに始まったかと思えば、 若駒の代表にしてムードメーカーでいらっしゃる藤原正憲( ふじわらしょうけん) さんの愉快なパフォーマンスで一気に和やかな雰囲気に。
『 めだかの学校』や『どんぐりころころ』を狂言風の節回しで朗唱し、それに合わせてオリジナルの舞踊を踊っておられました。
隣に座っていた5歳くらいの子どももキャッキャッと笑っていてこちらもホッコリ。
前半最後は『狂言 ほぼ 止動方角』
主人と太郎冠者を務められたお2人は表情豊かで素晴らしかったで すし、藤原正憲さんの扮する馬がまた絶品で、 ついつい馬の方に視線を奪われてしまいました。
(本来、馬は顔を隠して演じられるそうですが、 藤原さんはあえて顔を出して、 細かい表情でひねくれた馬を演じておられました。)
プロの津軽三味線の音を生で聴いたのは初めてでしたが、撥が糸を弾く音が打楽器のようで、和太鼓の音に重なって演奏する瞬間の出だしは圧巻でした。
日本の伝統芸能に触れる機会のあまりないお客さんも多かったのではと思いますが、終演時には会場全体が満足した雰囲気に包まれているのを強く感じました。
皆さんも是非一度、ご覧になってはいかがでしょうか?
臨場感あふれる演奏にワクワクすること間違いなしですよ!?