Ich liebe dich 君を愛す
僕は君を愛する 君が僕を愛してくれるように
君と僕が憂いを分け合わなかった日は一日もなかった
憂いもまた二人で分け合うことで耐えやすくなった
君は僕の悲しみを慰め 僕は君の苦しみに涙した
僕の至上の喜びである君よ
君に神の祝福が授けられ 神が君を導いてくださるように
そして僕ら二人を導いてくださるように
L.V.ベートーヴェン:作曲 ヘロッセ:作詞
[プチ解説]
1797年ごろに書かれ、『La partenza(旅立ち)』とともに、1803年に出版された。
恋人への情熱的な愛というより、長年連れ添った家族に対する慈愛の情が表現されているような曲調。
ベートーヴェンの母親はベートーヴェンが10代の頃に亡くなり、父親も酒に溺れ、職を失った末、亡くなっています。
作者の理想の家族像への憧れが込められているようにも感じられる一曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=W438DdHjmZI&list=RDW438DdHjmZI&start_radio=1