私のポルタフォリオ

某音楽系大学を卒業後、府立支援学校教諭に。「継続は力なり」の精神で声楽も地道に続けております。時々奥さんが記事を書くこともあります。

ツッコミながら観るのが楽しい映画『翔んで埼玉』

先日、ノーカット版がTV放送されていたので、録画して観てみました。

なんというか…新感覚!!
ツッコミどころ満載の、2時間にわたる壮大なコント映画でした!
 
 
《あらすじ》
19××年、出身地・居住区で公然と差別が行われる日本。
代々の東京都知事は埼玉県人が東京に入るために通行手形を発行し、その利益を隠し金塊に変え、私腹を肥していました。
虐げられてる埼玉を救うため、麻美麗(GACHT)は東京の名門校・白鵬堂学院に転入します。
圧倒的な都会指数を披露し、たちまち学園の人気者になった麗でしたが、埼玉県人であることがバレて追われる身に。
一度は千葉のリーダー阿久津(伊勢谷友介)に捕まるものの、埼玉解放戦線のリーダー埼玉デューク(京本政樹)に助けられます。
その後、都知事の企みを知った阿久津らと共闘し、都知事の息子壇ノ浦百美(二階堂ふみ)の協力のもと、ついに都知事の不正を暴くことに成功します。
 
 
この映画はストーリー云々よりも、随所に出てくる埼玉イジリ(千葉・群馬も時々)や自虐ネタが秀逸です。
 
・埼玉県民の無茶苦茶な虐げられ方
・海を切望する埼玉県人
・埼玉vs千葉の有名人対決 などなど
 
一番下らなくて好きだったのは、麗が埼玉県人だと疑われ、シラコバトがプリントされた草加せんべいを踏み絵のように迫られた末、埼玉県人であることを暴露し、埼玉ポーズを決めるシーンです。
宝塚ばりの出で立ちとダサい埼玉ポーズのギャップが最高でした笑
 
また、埼玉デュークは日本全国を埼玉化する野望を持っていて、今現在も日本全国で着々と計画が遂行されている、という最後のオチも結構好きでした。
 
エンドロールは、はなわの「埼玉県の歌」。
DVDの時は大概見ないで終わりますが、映画の余韻を味わいたくて、久々にエンドロール後まで観てしまいました。
 
 
徹底した埼玉イジリを貫いたこの映画からは、至上の埼玉愛が感じられました!!
上映当時、埼玉県民の方々がたくさん劇場に足を運んだのも頷けます。
 
映画『エルマエ・ロマエ』と同じ監督さんですが、下らない面白さでいったら間違いなく『翔んで埼玉』の方が上です!
 
もし関西に当てはまるとしたなら、東京→大阪、埼玉→奈良、千葉→和歌山 でしょうか⁇
ぜひ関西版も観てみたいですね〜