(※最初に申し上げておきますが、私はSMBC関連の人間では全くございません。
話のネタとして取り上げているだけなので、悪しからず。)
先日、妻が息子の銀行口座を開きにいった際に「お得なキャンペーンやってたから」と自分のクレジットカードを作ってきました。
キャンペーンの内容は以下の通りです。
《キャンペーン内容》
期間:2020年2月3日〜4月30日
条件:クレジットカード新規入会
三井住友カードVpassアプリ登録
内容:利用金額の20%還元(最大12000円)
その他:年会費 永年無料
つまり、今三井住友でクレジットカードを6万円使ったら12000円返ってきますよ、年会費もずっとかかりませんよ、っていうキャンペーンです。
妻は人に何かオススメされても嫌ならきっぱり断れるタチなので、ホントに自分がいいと思って申し込んだと思います。
確かに、私もこの情報を聞いて、自分もカード作りにいってもいいかなと思った時に、ふとこの間本で読んだ知識が頭に浮かびました。
『なるほど。こういう感覚か。』
このキャンペーンはダニエル・カーネマンの「損失回避の法則」に沿ったものだったのです。
損失回避の法則(プロスペクト理論)とは、人の意思決定は後悔を最小にするために行われる、という理論。
つまり、人は意思決定する際に「損をしない」ことを最も重視するのです。
また、期間限定という縛りがあると『今申し込んでおかないと損するかも…』という心理も働きます。
今回はダマされている訳ではなく、実際無料で還元がもらえますし、銀行もクレジットカード保有者を増やせるというwin-winの状態ですが、消費者感情を上手にくすぐるキャンペーンだと思いました。
最後にこのキャンペーンを勧めてきた窓口の方の殺し文句があったそうで。
「旦那さんにもカード作って電車の定期券買ったら、タダで12000円貰えちゃいますよ!」