私のポルタフォリオ

某音楽系大学を卒業後、府立支援学校教諭に。「継続は力なり」の精神で声楽も地道に続けております。時々奥さんが記事を書くこともあります。

『約束のネバーランド』3巻までの感想【ネタバレ注意】

勤務校の教え子に勧められたので「試しに1巻だけ…」とTSUTAYAで借りて読みましたが、これほど先が気になる面白い漫画に久々に出会いました!!

 

舞台は、身よりのない子どもを温かく育てている孤児園。

だと思いきや、そこは「鬼」の食糧としての人間を育てる農園であることが分かります。

それに気付いたフルスコア(12歳の子をさす。この歳までに出荷されるため孤児院の最年長)たちが、脱走を計画するというお話です。

 

立場・力で圧倒的に劣る主人公たちが、知略を巡らせ、農園管理人の「ママ」や「シスター」と戦っていきます。

 

知能戦・心理戦を描いている点において、『デスノート』や『ハンター×ハンター』に近いものがあります。

しかも、さまざまな策略が最低限の文字数でどんどん展開していくので、非常に読みやすいです。

因みに、シスターはゾルディック家の召使いにいそうだなと思ったのは私だけでしょうか…?絵のテイストもちょっと似てる。。。

(富樫さん、まさか本業そっちのけで手伝ってませんよね?笑)

 

また、「主人公がいる世界が外界と完全に隔離されている」「外の世界がどうなっているのか」「鬼とは何者なのか」など、謎めいた伏線が多数貼られている点において、『進撃の巨人』と通づるものがあります。

 

子どもたちの境遇に感情移入するというより、互いの読み合いや駆け引きを楽しんで私は読んでいます。

少しグロテスクなシーンがあったり、狂気的な表情が出てきて少しドキッとしますが、そこまでクセはないので、多くの方に読みやすい漫画ではないかと思います。

 

興味があれば是非一度手に取って読んでみてください!!