私のポルタフォリオ

某音楽系大学を卒業後、府立支援学校教諭に。「継続は力なり」の精神で声楽も地道に続けております。時々奥さんが記事を書くこともあります。

ピアノ伴奏に困っている学校の先生にはコレ!『オルタネーティング・ベース』

音楽の先生なら歌・ピアノ・楽器なんでもOK!

…と思われがちですが、なかなかそういう訳にはなかなかいきませんよね。

 

ピアノが苦手な先生(特に小学校全科の先生)は、伴奏CDを使うことも一つの手ですが、やはり子どもたちには生の音楽を届けてほしいものです。

 

そこで今日ご紹介するのがこちら!

『オルタネーティング・ベース』

このテクニック1つあれば、童謡唱歌程度のシンプルな曲はまとめて弾けるようになります。

 

オルタネーティング・ベースとは、同じコードが続く場合に、ベースの部分を第1音(根音)と第5音で交互に動かす奏法です。

その際の約束事は以下の通りです。

 ・Ⅰの和音:第1音⇒第5音の順に動かす

 ・Ⅴの和音:第5音⇒第1音の順に動かす

 ・Ⅳの和音:第1音のみ

 ・メロディーと重複する場合は第3音を使うのもOK

 

『おおスザンナ』の冒頭を使った例です。

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このようにあまりコード変化がない曲に対して特に有効です。

逆に次々とコードが変わる曲には使えませんので、ご注意を!

 

汎用性の高いテクニックので、一体マスターできればかなりの業務効率化になりますよ!