私のポルタフォリオ

某音楽系大学を卒業後、府立支援学校教諭に。「継続は力なり」の精神で声楽も地道に続けております。時々奥さんが記事を書くこともあります。

『約束のネバーランド』6巻レビュー

宗教上の理由で人間を食べない鬼、ソンジュとムジカに助けられたエマたち。


そして、エマたちはソンジュから衝撃の事実を聞きます。
それは、かつて狩る鬼と狩られる人間との間で絶え間ない争いが繰り広げられていたこと、1000年前の約束で双方の世界が完全分断され行き来できなくなったこと、エマたちがいる鬼の世界には農園で管理・養殖された人間しかいないこと、を知ります。
面白い設定ですよね〜!
つまり、今度は鬼の世界からの脱出を目指すわけです。

意味深な素振りを見せていたソンジュでしたが、やはりエマたちに協力するのに裏がありました。
ソンジュは鬼と人間の約束が壊れることを期待しているのです。
かつてのように、人間を狩って食べるために。

ともあれ、ソンジュとムジカの協力のお陰でエマたちはミネルヴァらしき人物と出会う場面で6巻は終わります。

この巻でショッキングだったのは安価量産型の農園シーンですね…
映画『マトリックス』を思い出しました。
人間が牛や豚にしていることを、鬼が人間にしているわけです。
いや、むしろ、遺伝子組換えや異種配合させたりと命を操作している点で、鬼よりもリアル人類の方がえげつないことをしてると言えるかもしれませんね。