私のポルタフォリオ

某音楽系大学を卒業後、府立支援学校教諭に。「継続は力なり」の精神で声楽も地道に続けております。時々奥さんが記事を書くこともあります。

『約束のネバーランド』13巻レビュー

ユウゴ&ルーカス、感動のフィナーレでした!!

 

二人は人数・装備ともに不利な中、アンドリュー部隊に互角以上の戦いを見せますが、ついに追い詰められます。

決して二人一緒に生き抜くことを諦めずに戦いましたが、最後はエマたちを救うため、敵を道連れにシェルターを爆破することを選びました。

 

ユウゴが最期を迎える直前の回想シーンが最も感動的です!

G.P.で仲間全員を失い、シェルターでただ独り生き続ける毎日に絶望し、自殺しようとしたその瞬間、エマたちがシェルタ―に来たことがこのシーンで分かりました。

そして、ユウゴの最後のセリフ。

 

「死にたくねぇ。未練なんて山ほどある。けど、あいつらを守れるなら笑って死ねるぜ。」

 

響きました・・・ユウゴの心からの言葉。

人はご飯を食べて寝るだけでは「生きてて良かった」とはならないんだ。

誰かと心を通わせて、誰かのために生きることができたという実感が人を幸せにするんだなと思いました。

涙腺のゆるい方は注意です!

ここに至る一連の流れはお家で読むようにしましょう。

 

死んだと思われたアンドリューは気味悪い状態でしぶとく生きていて、エマの仲間が更に何人か犠牲になってしまいますが、最終、野生鬼に後ろから食べられ、ジ・エンド。

悪人らしい末路でした。

 

オリバーはシェルター脱出の直前にルーカスから伝言を預かっていました。

襲撃の直前、ミネルヴァを名乗る人物から電話があり、座標の示す場所で待っているとのことでした。

他にあてのないエマたちは全員でその場所に向かうことにします。

 

ミネルヴァを名乗る人物は、鬼を殺せる力をもつ豪傑たちを仲間に連れて、農園を次々に襲撃し、食用児を助け、鬼達に反旗を翻していました。

「農園を破壊し、全食用児を解放し、ネバーランドを終わらせる」

と、ミネルヴァ(?)は仲間に語っています。

ネバーランド」は食用児であることから永遠に逃れられない世界を指していたのですね。

なかなか過激な思想を持っていそうで、エマの正義とは相いれなさそうな雰囲気を感じました。

今後も展開も見逃せませんね!